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「のとしし」ブランド化めざす!

2019/06/12 全国農業新聞バックナンバー

羽咋市では、近年イノシシによる農作物への被害が増加しており、有害鳥獣対策に力を入れている。

捕獲したイノシシをただ廃棄するのではなく、資源として余すとこなく活用しようという取組みである。

イノシシ肉を食肉や加工品に活用するほか、皮も利用し革製品を製造するなど「のとしし」ブランドとしてイノシシの特産化を行っている。その中でも食肉はソーセージやジャーキー、レトルトカレーなど様々な商品が作られており、ふるさと納税の返礼品としても人気を集めている。

今回、更なる普及を目指しゴールデンウィーク期間に「道の駅のと千里浜」にて、のとししロース肉を使った串焼きを販売した。道の駅レストランのシェフが作るベジブロス(野菜だし)と塩糀で味付けし、これまでイノシシ肉を食べたことがない方にも味わってもらおうと約千本を用意し、1本五百円にて販売したが連休最終日を待たずに完売した。

販売に携わった梶嘉美さん(羽咋市地域おこし協力隊として「合同会社のとしし団」勤務)は販売の盛況を喜び「観光客はもちろん、地元の方でイノシシ肉を初めて食べるという方も多かった。美味しいという声も聞くことができよかった。もっと家庭にも普及していけばよいと思う。」と話した。

のとししカレー