県内の農業委員会の女性委員で組織する石川県農業委員会女性協議会（会長・藤田礼子金沢市農委）は３月１１日に金沢市で第１５回定期総会を開き、令和３年度の事業計画などが承認された。総会には県農業政策課の横山健太郎課長と県農業会議の松村一美事務局長が来賓として出席した。

開会の挨拶で藤田会長は「昨年の委員の改選では女性委員が３名減少したが、中能登町では細川政子委員が会長に就任し、県内初の女性農委会長が誕生した。今後も女性委員は地域の期待に応えられるよう努力して参りたい」と抱負を語った。

同協議会では今年度も県農業会議と共に県への農業政策の提案に取り組むほか、研修会の開催や農業者年金の加入推進などに取り組む予定だ。

総会終了後にはオンラインで開催された女性の農業委員会活動推進シンポジウムに参加した。

また、同協議会は２月２５日と３月８月の両日、今年８月に改選を迎える輪島市と志賀町を訪問。市町長と議会議長に女性委員の登用を要請した。